ワンダースクール通信 1221
里山体験プログラム「サツマイモ植えと沢の生きものさがし」 2011.5.31

 5月13日(金)以降のワンダーキッズの「ザリガニ釣り大会」はあとでまとめることにして、まずは里山体験プログラムから。
 そういえば、お知らせするのをすっかり忘れておりましたが、「里山体験プログラム」に関しては昨年度までNPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿「里山体験レポート」を転載する形をとっていました。でも、『里山通信』の発行は昨年度で終了し、今年度から『NEW 寄居発-里山速報』としてイベントのご案内や会からのお知らせ中心のものに簡略化されたので、今後はこの『ワンダースクール通信』のみでのご報告となります。『里山速報』の内容に関しては、「○月のご案内」や当日の「連絡事項」等でお伝えすることもあると思いますので、よろしくお願いいたします。

 
コミュニティファームでのサツマイモ植え
 
畝作り                                サトイモやヤツガシラ、ショウガも植えました

 5月14日(土)の「サツマイモ植えと沢の生きものさがし」には、保護者9名・中学生1名・小学生8名・幼児4名の6家族22名が参加してくれました。サツマイモ植えでは畝作りも。30p間隔でベニアズマやナルトキントキなど何種類かの苗を植えつけたあと、サトイモやヤツガシラ、ショウガの種芋も植えてもらいました。畑の草とりもがんばってくれましたね。

 
かわいいハタネズミ(?)もご登場         田んぼ生きもの公園の井戸で遊んでいた子どもたち

 作業の合間には、子どもたちはナナホシテントウで遊んだり、ハタネズミ(?)を捕まえてみたり。田んぼ生きもの公園の井戸がお気に入りの子どもたちもいました。まあ、好きに遊んでもらえればいいですよね。

 
カジカガエル                            アブラハヤ
 
                                    ヘビトンボの幼虫

 ノアに戻ってお弁当を食べたあとも自由に過ごしてもらえればいいわけですが、たか爺は早く風布川に行きたくてなぁ…。あきらと2人でひと足お先に出発です…。たけのこ掘りもしてから来られたご家族もいましたが、ワンダースクールの4家族はみな風布川へも。新井さんもノアを片づけてから駆けつけてくれました。
 左上のカジカガエルは、到着早々いい声で鳴いていたオスです。耳のいいあきらがすぐに居場所をつきとめてくれました。石と石の隙間に隠れていて、上にかぶさっていた石をどかしたらご登場です。まだ隠れているつもりなのか、おとなしく写真も撮らせてくれました。それにしても実に見事な石化けの術で、上に石がかぶさっていなくてもそう簡単には見つかりませんよね。
 アブラハヤはたか爺がゲット。ヤマメは捕まらなくて残念でした…。ヘビトンボの幼虫はあきら。初めて見る子にはちょっと怖いかな? カゲロウ・カワゲラ・トビケラの仲間の幼虫たちは、調べはじめると大変なので今回はパス…。モンキマメゲンゴロウは多かったけれども、オナガミズスマシは羽化が遅れているのか1匹も見つかりませんでした。カワトンボの羽化も遅れているようで、まだ未熟な個体が少々という感じでしたね。
 あきらは途中から夕食に一品追加のサワガニとりになっていましたが、たかきはコオニヤンマ・ミルンヤンマ・オナガサナエ・ミヤマカワトンボなどのヤゴをかなり見つけていました。ノアではジャコウアゲハ、風布川ではウスバシロチョウも捕まえていましたね。さすがです。
 風布川へはこれからちょくちょく行くことにはなりますが、できれば1日ゆっくり過ごせる日もあるといいなぁ〜。