ワンダースクール通信 1301
どこかで春が 2012.4.20

 
ザリガニの池 2012.3.21                     忍者!? 三本土管の池の土管も水没
 
森の中の道も外回りの周回路も川のようです
 
土手へとぬける道はちょっとした探検気分        あきらとタッチは長靴じゃない子どもたちをおんぶしてくれました

 3月7日からはひたすらピクニックの森。7日(水)・13日(火)・14日(水)・16日(金)・21日(水)はワンダーキッズ、10日(土)・11日(日)はサタデースクール、18日(日)は親子でワンダーで「どこかで春が」です。9日(金)は雨のため、たか爺ンちでネイチャー=アート。「魔法の小枝」でキーホルダー掛けを作ってもらいましたが、なんか違うものにしちゃっていた子もいたかな!?
 ひと雨ごとに春になる季節なので、池はたっぷりと水をたたえ、道が川のようになっている場所も多くなります。でも、そんな場所を歩くのも、子どもたちは好きですよね。土手へとぬける道は、よほど遠回りをしない限りはどのルートもちょっとした探検気分が味わえます。 

 
三本土管の池                            アカガエルの池もチビザリちゃんばかり…

 池の生きものさがしのほうはチビザリちゃんばかりで、今年はとうとうニホンアカガエルの卵塊は見つからず、なんだかなぁ…。ウシガエルにアメリカザリガニ、アカミミガメにブルーギルばかりではどうしようもありません…。

 
クビキリギス                             土手のノビル掘り

 あたたかくなった7日には、土手でクビキリギスやナナホシテントウが見つかっていました。たか爺が楽しみにしていたノカンゾウは、今年はようやく出始めたところでまだ摘めません…。ノビル掘りが中心となりました。
「ノビル、どっかに置いてきた…。」
 これは、10日のなおゆき。側溝では「足ボチャ」です…。16日にも同じ場所で、だんが派手に両足とも「足ボチャ」していましたね…。

 
林床のノカンゾウ摘み
  
10日に摘んだノカンゾウも21日にはもうこんな感じ…       ようやく「おひたしの王様」にありつけました

 うちの奥さんが「おひたしの王様」と呼ぶノカンゾウは、10日から摘み頃に。ほのかな甘みがあって歯ざわりも良く、この時期はたか爺もせっせと摘んで帰ります。今年は放射線の影響を心配される方もいましたが、まあ、こればっかりは各ご家庭での判断におまかせするしかありません。それにしても、原発再稼動とは…。あの大震災から何も学びとるができなかった人たちのやろうとしていることは、たか爺にはまったく理解できませんね…。
「あった、あった、痛たたたぁ〜。」
 これは、16日のゆうき。周りをよく見てから手を伸ばさないと、ノイバラの中に手をつっこんじゃうこともあるので要注意です。

 
ヨモギ                                 ニワトコ

 天ぷらもおいしいけど、ヨモギは洗って熱湯をそそぐだけのフレッシュティーにして飲むことが多いかな。
 他の木々より先に芽吹くニワトコは、今年も試し忘れているうちに時期をはずしてしまいました…。真ん中の蕾ごと摘んで胡麻和えがおいしいようですが、自分で試してみてからじゃないと、人には勧められませんからね。

 
自生地のサクラソウとノウルシ                  同ツクシ
 
ゴマギ                 林床のノウルシ

 13日はちょっとサクラソウ公園にも寄ってみましたが、自生地ではサクラソウの葉が出ていました。土手ではまだ出ていなかったツクシは、これが初見です。ゴマギの芽吹きも今年は遅れ気味でしたね。

 
「春のクワガタさがし」!?                      アマナ

 18日は、季節はずれの「春のクワガタさがし」も!? クワガタとカミキリムシの幼虫、コクワガタの成虫も見つかっていました。
 21日には、けんじとほうせいが天ぷらがおいしいダイコンソウもせっせと摘んでお持ち帰りです。アマナの花も今年は遅かったですね。

 

 23日の金曜はまた雨で、多摩六都科学館へ変更しました。この日でワンダースクール2011年度のメインプログラムも無事終了。でも、今年はなんだかほんとにさみしくてねぇ…。十年一昔とはよく言ったもので、ワンダースクールもこの12年でひと時代が終わった感じです。
 元々、ウィークデー放課後の「ワンダーキッズ」がやりたくて始めたワンダースクールですが、一時は月曜から金曜の5コースで40人近くいた子どもたちも、学校週5日制や授業時間の増加のあおりを受けて減り続け、4月からはついに水曜だけとなってあとは開店休業状態です…。要望があれば、爺さんが孫を連れて遊びにいくマンツーマンパターンで臨時営業みたいな感じ!?
 授業時間の増加でもう中学生の参加は望めないし、子どもたちもこの10年で1〜2学年は幼くなって(昨年だったかプレイパークのリーダーたちと話す機会がありましたが、やはり同じように感じている人が多かったですね)、低学年で1人でも参加できる子はどんどん減ってきているので、今年1年様子をみて2013年度からはどうするか考えないと…。
 まあ、とりあえずはこの12年間の各コース、2011年度はなんと小1から中3までそろった水曜コース、小2・小3のお友だちパターンの金曜コースでそれなりの成果はあったと思うので、これで一区切りをつけるしかないのかなぁ…。現在キッズアシスタントとして活躍してくれている子どもたちの大半は、男子は水曜コース出身、女子はサタデースクール出身ですからね。
 でも最近は、幼児や低学年のうちから親子で参加してくれるファミリー会員が増え続けているので、とりあえずはまだワンダースクールを続けていく意味もあるのかな? 何でも一度親子で体験してもらえれば、あとはいつでもご家族単位で楽しめるようになりますからね。なんだか今年はちょっといろいろと考えてしまう春ですが、まあ、結局はいい加減なたか爺のことですから、しばらくはこのまま良い加減に続けていくしかないか!?