ワンダースクール通信 746
チャイロスズメバチ 2006.8.15

 
初期ワーカー 2006.7.26                       強い順!? 上からオオ・チャイロ・モンスズメバチ 2006.7.31

 ワンダースクールとして開催の「夜の森探検隊」全7回は、7月24日で無事終了。でもまだ、30日の「ちびっこ探検隊」が残っていました。
 今年はカブトムシの出が遅れていたので、ストックもできず、「おみやげ」がない… 25・26・28日の3日間は、カブトムシの調達のために、たか爺1人で「夜の森探検隊」です!?
 ようやく暑くなってきたこの3日間で、カブトムシ17匹にコクワガタ20匹、ノコギリクワガタ(中型のオス)も1匹。カブトムシとコクワガタ1匹ずつは、おみやげ用に確保できてホッとしましたね。
 そしてなんと26日には、今年の「夜の森探検隊」では使わなかった丸秘スポットで、チャイロスズメバチのかわいい初期ワーカー3匹を発見! もちろん、少し後に到着したスズメバチの師匠のsundogさんもご案内いたしました。
 チャイロスズメバチは、昨年の6月に初めて女王蜂を採集(ワンダースクール通信591参照)。その後、他の女王蜂も採集しましたが、これはリリース(ワンダースクール通信602参照)。昨年の「夜の森探検隊」では、日没前に普通種のように見ることができました(ワンダースクール通信604607608参照)
 でも、新女王が出る前に、スズメバチ・ハンター(コレクター!?)の方に巣ごと採られてしまったとのこと… 今年は女王蜂を見つけることができなかったので、昨年でもう終わりかと思っていました。採られてしまった巣から出たものなのか、他にも巣があったのかは不明ですが、うれしいですよねぇ〜。
 と、喜んでいたら、こら! 師匠ォ〜。8月6日に、sundogさん御一行様が巣を「とっちゃった」!? まあ、人が通る道から5mの場所では、仕方ないですよねぇ… 公園管理者に焼かれて駆除されてしまうぐらいなら、飼うなり標本にするなりした方が役には立つでしょう。でも、残念… 巣はもう少し奥まった場所に作れよなぁ…
 ところで、25・26日はsundogさんといっしょだったので心強かったけれども、28日には、懐中電灯も何も持たずに真っ暗な夜の森の道を歩いていく男性の後姿を見てしまいました… 一瞬でもライトを当てられたら、ふつうは振り向くか何か言うと思うんだけれども、振り向きもせず無言のまま闇の中へ…
 何年か前にたか爺が第1発見者になってしまった人に、なんだかとてもよく似ているような気がします… 恨まれることはないと思うので、カブトムシがうじゃうじゃと集まっている木へ、連れて行ってくれようとしたのかな!? でも、本当に怖かったなぁ…

 7月29日(土)は、ねりま遊遊スクール「石神井川で遊ぼうU」のお手伝いで、南田中緩傾斜護岸へ。Sさんの「川と水辺を楽しむプロジェクト」主催で、小学生の親子10組が参加です。
 こんな川でも、生きものをさがしたり水切りをしたりして充分遊べるのに、柵があったり鍵までかけてあったりしては、なんだかねぇ… 近くの子どもたちが日常的に遊べるようになっていなければ、緩傾斜護岸を作る必要もないんじゃない?
 それにしても、夜遊びの合間の午前中はさすがにきついですねぇ… 暑かったしなぁ…

 7月30日(日)は「ちびっこ探検隊」。未就学児の親子17組を、「夜の森」のワンダー・ワールドへとご案内です。
 とにかく人数が多いので、なかなかワンダースクールのようにはいきません… どうにか一通りは見てもらうことができて、ホッとしました。セミの羽化は、この1週間でニイニイゼミからアブラゼミ中心に変わって、駐車場の近くのポイントでは10匹以上が羽化していましたねぇ〜。
 たか爺は、これでしばらく秋が瀬とはお別れです。

 7月31日(月)は、「夏はやっぱりカブトムシ!」の下見で狭山市へ。
 日没前に回った1本目のポイントの木には、なんとチャイロスズメバチ! しかも、これまたなんとスズキベッコウハナアブまできていました!! ちょっと信じられない!? チャイロスズメバチは、今年は北本でも営巣していて、埼玉では増えているのかな?
 もちろん、下見とはいえカブトムシ14匹にコクワガタ8匹も確保。子どもたちを連れて行ったときに、万が一採れなかった場合の「保険」ですね!?