ワンダースクール通信 813
オナガミズアオ 2007.4.22
4月8日(日)のサタデースクールから、ワンダースクールの2007年度も本格的にスタートです。タナゴの池から左回りに「たも網片手に池めぐり」をしながら、春の生きものさがしですね。
池ではエビ、ちびザリ、メダカ、ヨシノボリ、タニシ、ウシガエルのでかオタマ。今回初参加のけんとは、まだ小さなヤゴを見つけていました。例年だとうじゃうじゃいるはずのヒキガエルのオタマジャクシが見あたらなくて、ちょっと心配…
「オナモミ隊!」
土手へ向かう途中、子どもたちはオオオナモミでひと騒ぎです。
土手では、男の子たちは野草摘みよりカナヘビさがし。でも、ちょっと歩くだけでチョロチョロといくらでも出てくるのに、誰も捕まえられない… 見るに見かねて、るかがお手本を見せてくれました!?
「欲しい! 欲しい!」
と言ったって、けいごは口だけで、触ることさえできないのかぁ…
「失格! 触ることもできないで、どうやって世話すんのよ」
結局、あつやにもらわれていきましたが、なんとも情けない男の子たちでしたねぇ…
りくきは、ゴミの裏に産みつけられたテントウムシの卵を見つけてくれました。蛹や羽化したばかりの成虫もいましたね。
「ウグイスだ」
鳴き声に気づいたのは、ほのかです。まだもう少し練習が必要な感じ。
「ゴマゴマ隊!」
子どもたちはゴマギでもひと騒ぎでした。
帰り道では、アシスタントのはるかがオナガミズアオを見つけてくれました。たか爺的には春の生きものというより、どちらかというと初夏のイメージなので、ちょっとびっくり。まあ、蛹で越冬するらしいから、春に羽化してもおかしくはないわけか。大きくてとてもきれいなガですよね。
※当初「オオミズアオ」でアップしましたが、きどばんさんに「オナガミズアオ」であることを教えていただきました。感謝です!
「痛えっ!」
「刺された?」
スイカズラでりくきが見つけたイチモンジチョウの幼虫は、たか爺が刺されたふりをしたら、子どもたちが心配してくれました。
「なんだ。びっくりした…」
ごめんね。タテハチョウの仲間の幼虫は、見るからに痛そうなトゲトゲがあるけれども、刺さないから大丈夫です。
あえて触る人はいないと思うけれども、ギャーギャー言って逃げまわる人たちには効果あり? でも、刺す毛虫だと誤解されて退治されちゃったら逆効果かもねぇ…