ワンダースクール通信 817
アカミミガメ 2007.4.25

 4月13〜15日、土手へ向かう途中の釣堀跡の池では、大きなカメが甲羅干し中でした。コンデジのズームで撮った画像を拡大して確認してみたら、残念ながらアカミミガメ… ちょっとショックです。
 地元の練馬区ではすでに、光が丘公園も石神井公園もアカミミガメだらけ。ミドリガメを安易に子どもに買い与え、手におえなくなったらこれまた安易に捨てる親がなんと多いことか…
 たか爺としては、「外来生物法」で飼育や輸入、野外へ放つこと等が禁止されている「特定外来生物」に指定されなかったのが不思議です。でも、「要注意外来生物リスト」には載っていて、「被害に係る一定の知見はあり、引き続き特定外来生物等への指定の適否について検討する外来生物」とはなっています。
 子どもにミドリガメを買い与えるのは、もういい加減やめてほしいですね。
 もちろんこれは、カメだけの問題ではありません。子どもたちに人気のある外国産のクワガタの仲間も「要注意外来生物」で、「被害に係る知見が不足しており、引き続き情報の集積に努める外来生物」となっています。
 身近なホームセンター等でも子どもたちが欲しがるおもちゃのような売られ方をしているので、親としては困るところでしょうが、正しい知識をもって子どもたちをさとしてあげてほしいところです。
家には○○クワガタがいるんだぞ!
 なんて、ワンダースクールで自慢げに話す子は、覚悟しておいてください。
ふざけるんじゃねぇ! 親に買ってもらっただけだろうが。そんなこと、偉そうに言うんじゃねぇよ!
 から始まって延々と、たか爺にこっぴどく叱られることになりますからねぇ〜。
 まあ、逃がすことがないようにきちんと自分で面倒を見ているとか、飼育していたらこんなことに気づいたとか、死んだ後で標本を作ってみたとかいうことならば、ちょっとは友だちに自慢してもいいかな。
 ペットに限らず、親が子どもの欲しがるままに何でも買い与えている内に、親に買ってもらったものでしか友だちに誇れるものを持たないような子も増えているようで、たか爺としてはそっちの方がもっと心配だなぁ…
 相変わらず「何レベ」だ「何レベ」だと、ゲームのキャラで盛りあがる子どもたちを見ていると、「自分のレベル、自分の能力はいったい何レベなのよ?」と、つっこみたくなってしまいますよねぇ…