ワンダースクール通信 818
春の生きものさがし 2007.4.29
4月14日のサタデースクールは参加者7名。ピクニックの森で「たも網片手に池めぐり」をしながら、春の生きものさがしです。
今年度からアシスタント・スタッフに加わったまり姉も初参加。たか爺のドラ息子1と同じ年で、しかもなんと同じ中学校出身とくるから、ちょっとびっくりですよね。サタデーや里山のアシスタントをお願いしているはるかも同じ年なので、たか爺の娘も2人に増えました!?
「いやぁ〜! 虫」
これは、まり姉… お花畑で摘んだカキドオシに何かいたようです。
「おおげさな…」
それを見て、ひろ。笑っちゃいましたねぇ〜。
まり姉にはりょう兄の後を継いで、主にワンダーキッズの水曜コースを担当してもらいますが、サタデーのアシスタントをお願いすることもあると思うので、今後ともよろしくお願いいたします…
「うまそうでしょ?」
たか爺が捕まえたアカガエルは、ひろとりゅうのすけが手のひらにのせてみていました。尻込みしている子の方が多かったけれども、かわいいよね。
昨日トウカエデの幹に産みつけられたテントウムシの卵を見てもらっていたら、ひろはナナフシモドキの幼虫を見つけてくれました。木の幹にいても細すぎてよくわからないけれども、よく見つけましたよね。
「ゴマせんべいだ!」
子どもたちが好きなゴマギの葉っぱは、みんなで触ってひと騒ぎ。
「トンボ! トンボ!」
これは、リコ。成虫で越冬するホソミオツネントンボです。りゅうのすけが飛びたたせてくれたので、近くの木に止まってくれました。
「写真撮れた?」
「ばっちり!」
かと思ったら、あれまぁ、向こうで遊んでいる子どもたちの姿も写っていましたねぇ…
池ではエビ、ちびザリ、ヨシノボリ、アカガエルとウシガエルのオタマジャクシは捕まっていたかな。
「これ、違う」
土手ではひろが、タンポポの花の違いに気がつきました。土手のタンポポ畑はカントウタンポポ。日当たりもいいせいか、花も大きくて色も鮮やかです。
ハチやハナアブの仲間、ヤブキリやヒメギスの幼虫、モモブトカミキリモドキ(左の画像)等々、虫たちもいろいろ集まってきていました。セイヨウタンポポは受粉しなくても仲間を増やすことができるけれども、カントウタンポポは虫たちに花粉を運んでもらわないといけませんからね。
駐車場近くに多いセイヨウタンポポは、実は全国的に日本在来のタンポポとの雑種が多いようです。
15日(日)の午前中は、今年度試してみることにした「親子でワンダー!」です。
「3組以上で開催・5組まで」としましたが、今回は初回となるので2組でも開催することにしました。1組のご家族は彩湖の方へ行ってしまって、ピクニックの森へは辿りつけませんでしたけれども… 5歳児が3人揃うとどんな感じなのか楽しみにしていたので、ちょっと残念でしたね。
駐車場の近くにはシロバナタンポポ。毎年咲く場所です。西日本に多い種で、タンポポといえばこの花だけの地域も多いようです。土手にはカントウタンポポとの交雑種!?
「せんべい!」
これは、ゴマギの葉っぱでおうし。子どもたちにとってはやはり、ゴマの匂いは「ゴマ」そのものよりも「ゴマせんべい」と結びつくようです。
そういえば、おうしは「虫嫌い」と聞いていたけれども、そんなことはありませんでした。
ダンゴムシを手のひらにのせてみたり、土手ではナナホシテントウを何度も指先から飛びたたせて遊んでいました。帰りにはカナヘビを持つこともできたしね。小学生になってからだと、一度苦手意識をもってしまった生きものには触れない子どもたちが多いかな。
それにしても、なんだか爺さんが嫁に行った娘と孫を連れて遊んでいる感じで、おもしろかったですねぇ〜。