ワンダースクール通信 822
幼虫の季節です!? 2007.5.6
花火のように広がったハナウドの花 ゴマギの花は「いいにおい」
4月23日(月)からはピクニックの森。
林縁では花火のように広がったハナウドの花が開きはじめ、ノイバラの花も咲きはじめていました。
「いいにおい」
これは、木曜のひろき。
葉っぱは「ゴマせんべい!」のゴマギですが、花の香りは違います。ゴマギの花の「いいにおい」が漂う森の中では、チョウジソウが蕾をつけていました。もうすっかり初夏の雰囲気です。
ハンノキがないと生きていけないミドリシジミの幼虫 「豆」ドクガなんだろうけれども、雑食性のマメドクガの幼虫
池の周りの若いハンノキの葉っぱには、ハンノキハムシが目立ちます。ミドリシジミの幼虫も今年は多いかな?
マメドクガの幼虫は、「豆」ドクガなんだろうけれども、フジよりハンノキがお気に入りのようです。たか爺は毛虫も好きなので、思わず触ってみたくなってしまいますねぇ… ぬいぐるみみたいでかわいいでしょ!?
小雨の中のアワフキムシの泡 あわてて逃げていくシロオビアワフキの幼虫
「何これ? きもちわるい」
これは、月曜のみずえ。
「ネバネバしておもしろい」
これは、水曜のこうき。
この時期やたらと目立つアワフキムシの泡です。水曜は小雨でしたが、多少の雨では流されないぐらいの粘性はあります。
指先で泡をどかすと、シロオビアワフキの幼虫があわてて逃げていったり、またすぐに泡を出して隠れたり。自分の排泄物をあわだてて隠れ家にしているわけです。
「おしっこ触っちゃった…」
これは、みずえ。植物の汁を吸っているだけだからほとんど水で、決して汚いものではありません。多少はアンモニアも含まれているみたいですけれどもね。
池の周りの草地に多いヒメギスの幼虫 オオミズアオにもまた会えました
25日(水)には、きょうすけが初参加です。
あきらとタッチはクズの新芽も摘んでいきました。あきらは「天ぷら大好き!」でしたよね。
メダカの池の周りの草地にはヒメギスやヤブキリの幼虫が多く、オオカマキリの幼虫の姿も見られました。でも、ちょっと早くない!?
26日(木)はオオミズアオにもまた会えました。羽は鳥にやられたのかな? 子どもたちはおっかなびっくりして見ていましたねぇ…
森の中ではゆうたがテントウムシの卵を見つけていました。
ノイバラにいたキエダシャクの幼虫のトゲは、ノイバラのトゲに見せかけている!?
ノイバラにいた尺取虫にはなぜかトゲが!? たか爺も初めて見るシャクガの仲間の幼虫です。一寸野虫さんが教えてくれたので、キエダシャクの幼虫と判明しましたが、なんともまあ不思議な形をしています。
土曜にも同じ場所にいたので、子どもたちにも見てもらって、やわらかいトゲを指先でつんつん突かせてもらいました。もしかすると毛虫のトゲではなく、ノイバラのトゲに見せかけている!? すごいよね。
ノイバラには、ヒメクロオトシブミも産卵にきています。午前中にはバラクキバチが産卵したようで、先端がしおれて垂れさがった茎も目立ちました。
子どもたちはタンポポの綿毛を吹いて遊んだりもしていましたが、木曜のひろきはカントウとセイヨウの違いもちゃんとわかっていましたね。
28日のサタデースクールには、ハラグッチーとりゅうのすけが飛入り参加です。
「不気味な雰囲気…」
「映画みたい」
これは、のぞみとそよか。
にわか雨も上がって「ラッキー!」と思っていたら、土手へ向かう途中で突風が吹いて、まさしく「一転にわかにかき曇り」状態です。
「痛て!」
なんと雹までふってきました!
これはこれでそう簡単には味わえない体験なので、それなりに楽しんでいた子どもたちもいましたが、雷が鳴ってしまってはもう退散するしかありませんよねぇ…
駐車場まで戻ってきたら小降りになったので、車を森側の駐車場へ移動してノビル掘りです。土手サイズには及ばないけれども、そこそこの大きさのものが収穫できましたね。カキドオシも摘んでおみやげです。