ワンダースクール通信 833
「この葉っぱは虫たちのかくれがだね」 byそう 2007.6.21

 

 快晴となった6月11日(月)は、ピクニックの森。池の水位は下がる一方で、このままでは干上がる池も増えそうです。ザリガニの池のオニグルミの実は、あとは熟すのを待つばかり。今年は食えるかな?
 池を過ぎたあたりで、オオスズメバチの羽音に振り向いたら、子どもたちはまったく気がついていません。まあ、女王バチだからあまり心配はないけれども、子どもたちに向かってホバリング中でした…
 メダカの池でコシアキトンボを追いかけていたのは何だったのでしょうか? ヤンマのようでヤンマじゃない!? たか爺には捕まえられません… 池の真ん中あたりにはカメが泳いでいましたが、遠すぎてクサガメかアカミミガメかは判別不可能でした。
 三本土管の池には、ウシガエルの1年生たちがうじゃうじゃいます。まだしっぽつきのやつが多かったかな。
なんかいるよ。コバエが飛んでる
 これは、そうです… ミツバチの存在に気がついただけまだましかな?
 2年ぶりに復活したタナゴの池近くのミツバチの巣では、少し離れた周回路上に並んでもらってちょっとテスト。全員不合格です!? ブンブン音を立てて耳元をかすめながら巣に出入りしているのに、今の子どもたちの視覚や聴覚ってみんなこんなものなのかなぁ…
 もう少し五感を鍛えておかないと、街中ではなおさら自分の身を守ることなんてできない。ハチなんて比較にならないほど危ない車やバイクが、街には溢れていますからねぇ…

 

毛虫って、気持ちよかった
 これは、まさひろです。ミツバチの巣になっている木にいたマイマイガの幼虫は、そうとまさひろが「手乗り毛虫」で遊んでいました。大きくなりましたね。ひろきはエノキで木登り。ミドリシジミも休んでいました。
この葉っぱは虫たちのかくれがだね
 これは、そう。厄介者のオオブタクサですが、葉っぱの上にはいろいろな虫たちが来ています。「かくれが」だったり、食堂だったり、「結婚」や狩りの場所だったり。
人面グモだ!
 ハナグモですが、カニグモやハエトリグモ、ハシリグモの仲間も多いし、オオカマキリの幼虫たちも少しずつ大きくなっています。虫たちにとっては、食うか食われるかのジャングルでもあるわけですよね。

 

死んでるの?
なんか元気ないよね
 ヤブキリが鳴きはじめたこの日は、オオブタクサの葉っぱの上で終齢の幼虫や成虫の姿を見ることもできました。でも、なぜか左上の画像のオスは葉っぱの上に体を横たえている感じで、触角もだらぁ〜んと下がっています。
キリギリスの仲間って、死んだフリなんてするかぁ?
 なんとこれは「ひなたぼっこ」の姿勢だったんですねぇ〜。しましまさんが教えてくれました。感謝です。おなかに日を当てるために後足を下げているそうですが、なるほど納得です。
 このあと右上の画像のように元気になって(!?)すぐに姿をくらましましたが、気持ちよくひなたぼっこをしているところを邪魔しちゃったかな… この葉っぱは、虫たちにとっては大切な「ひなたぼっこ」の場所でもあったわけですね。

 翌12日(火)は午後から、光が丘の中学校の総合学習「生涯学習講座」。たか爺は今年も、ネイチャー=アート・スクールで「魔法の小枝」です。
 今回はおとなしい子が多くて昨年ほど盛り上がってくれませんでしたが、やはり中学生もおもしろいです。自由作品作りでは、骨の形をしたものを使ってパイレーツの旗を作ったり、カメや鳥を作っている子もいました。
 今年は技術の先生が担当だったので助かりましたね。たか爺も木工室が欲しいなぁ〜。