ワンダースクール通信 834
クワガタも見つかりましたが… 2007.6.26
ヒメカメノコハムシの幼虫(2007.6.15)と交尾中の成虫(2007.6.20)
「あっ、ブタっちだ!」
「おおきぃ〜」
6月13日(水)は子供の森。まずはマイマイガの「手乗り毛虫!」で、子どもたちはひと騒ぎです。
オオスズメバチの女王バチを観察していた樹液ポイントでは、あきらがコクワガタのオスを見つけました。残念ながら、奥にもぐりこまれてしまいましたけれどもねぇ…
オオスズメバチは他の木に来ていた女王バチを捕まえて、ちょっと観察させてもらいました。
「タワシ!」
「カブトエビ!」
これは、ヒメカメノコハムシの幼虫。この時期、イノコヅチの葉っぱの上にめだちますよね。成虫もおもしろい形をしています。
ハチモドキハナアブ(2007.6.13)とエントツドロバチ(2007.6.16)
「刺されたらハチで、刺されなかったらアブだよ。誰か試してみる?」
樹液に来ていたハチモドキハナアブの「手乗り実験!」には、タッチがチャレンジ。真似されている方のドロバチも樹液に来るので、よく見てからじゃないと危ないけどね… ハチモドキハナアブの説明をしながら、ドロバチの方をつかんで刺された同業者もいるらしい!?
16日に樹液に来ていたハチは、オオフタオビドロバチかと思ったら胸に斑紋がないので、sundog師匠に確認。エントツドロバチでした。
タッチもクワガタを見つけましたが、やはり木の割れ目にもぐられてしまっていましたねぇ…
ヒバカリにしてはちょっと太すぎるかな? ちゃんと標本にしてあげるとか、せめて土の中に埋めてあげるとかして欲しいな。
「すげぇ〜!」
トウキョウダルマガエルの溝では、岸辺でヘビがお食事中。すぐ逃げられてしまいましたが、トウキョウダルマガエルの下半身はすでに口の中でした。ヒバカリにしてはちょっと太すぎるかな? そう滅多に見られる光景ではありません。
「ダブル!」
カエルの手づかみでは、あきらは両手に1匹ずつという芸当を披露。タッチも2匹。ほうせい、わたる、きょうすけも捕まえていました。
きょうすけは大物のザリガニもゲット! つくるの長靴を借りて溝へ入ったタッチは、残念ながら空振りでした。
木の幹にいたカナヘビには、あきらもタッチも逃げられていましたが、なんとその木の根元にはアトラス!? オオクワガタも… ちゃんと標本にしてあげるとか、せめて土の中に埋めてあげるとかして欲しいところです。
この日もオナガバチは集団で産卵中。あきらが捕まえて、みんなに触らせてくれていましたね。
シュロの木の葉っぱの裏では、ホソアシナガバチの巣が2つも見つかりました。
カブトムシの森のシュロの木の葉っぱの裏では、ホソアシナガバチの巣が2つも見つかりました。どちらもまだ女王バチだけです。今ならここまで寄っても全く大丈夫だけれども、結構気が荒いアシナガバチのようです。とてもきれいな巣を作るので大きな空巣が欲しいところですが、毎年途中で放棄されてしまうことの方が多いかな。
樹液にはヒメスズメバチの女王バチとモンスズメバチの女王バチ
樹液にはヒメスズメバチの女王バチ。この画像ではお腹の先の黒が見えませんが… 幼虫のエサはアシナガバチの幼虫や蛹メインなので、ホソアシナガバチの巣もじきに襲われてしまうのでしょうか。
今年は初見のモンスズメバチの女王バチは、あきらが見つけてくれました。ちょっと黒すぎる感じがしたので、念のためsundog師匠に確認です。こちらの幼虫のエサはセミがメインなので、ニイニイゼミが出てくる日も近いんでしょうねぇ〜。