ワンダースクール通信 836
そんなにびびらなくても… 2007.7.2
シロテンハナムグリ サクラコガネかな?
6月16日(土)のサタデースクールから3日間は、子供の森で虫さがし中心です。
「カナブンロケット発射!」
樹液にはシロテンハナムグリが多く、捕まえて子どもたちの方にほうり投げると、途中からブ〜ンと子どもたちに向かって飛んでいきます。アスとなおとはびびりまくり…
オナガバチたちは暑すぎると出てこないようで、いつもの産卵場所に姿は見えません。近くのオオブタクサで休んでいたのが1匹と、途中で飛んできたのが1匹だけでした。
手がかしこまったままでかわいいでしょ!? オオスズメバチの女王バチは「低温型」かな
ホソアシナガバチの巣があるシュロの葉っぱの上にはアマガエル。アスが見つけてくれました。「おいおい、近づきすぎだよぉ…」という目をしていますが、手がかしこまったままでかわいいでしょ!?
カブトムシの森の樹液ポイントには、ヒメ、オオ、コガタのスズメバチたち。エントツドロバチも来ていました。右上の画像はオオスズメバチの女王バチですが、冬にsundog師匠に教えてもらった「低温型」かな。後胸の黄色い斑紋がなくて黒光りしています。
たか爺は老眼もすすみ一眼レフも面倒なので、最近は胸ポケットに入るコンパクトデジカメ一本勝負ですが、1cmまで寄れるとなるとついつい寄りすぎてしまいますよねぇ…
ミツバチの巣も2つ見つけました。でも、周回路上と駐車場近くの木なので、ハチと聞いただけで大騒ぎするような人たちに通報されて、そのうち駆除されちゃうかなぁ…
ウラナミアカシジミ ベニスズメ
「きれいだね」
ウラナミアカシジミは2匹。ミドリシジミのオスは捕まえて、子どもたちによく見てもらいました。
「クワの実食い放題!」
ベニスズメにも会えましたが、子どもたちは「虫よりクワの実」かぁ…
クヌギの幹にいた大きなエダシャクは、オオバナミガタエダシャクあたりでしょうか。
コガネムシ モモブトスカシバ
17日(日)は「親子でワンダー!」です。
今回初参加のだんは、本当に虫が大好きなんだねぇ〜。出発前から「森のおそうじやさん」のオオヒラタシデムシを捕まえたりしていました。まさとパパはナナフシモドキを見つけてくれましたね。
ミツバチの巣の近くでは、オオスズメバチの女王バチがまさとパパにしつこく付きまとうのでネットイン。ちょっと観察させてもらいました。
モモブトスカシバは、たか爺も初対面だったので感激です。この暑いのに毛皮なんて着こんじゃって、なんとも不思議ないでたちですよね。
午後は1時間ほど、ひとりでピクニックの森。樹液に来ているミドリシジミは初めて見たので、なんだか得した気分です!? 駅から歩いてきたという学生の虫屋さんトリオと初めてミドリシジミの写真を撮りにきたというおじさんの5人で、しばらく楽しい時間を過ごせました。
巣材集めのためか倒木に来ていたヒメスズメバチの女王バチは、腹部の先端の黒い部分がやけに少ないのでsundog師匠に確認。5%ぐらいはこんなやつもいるそうです。分かっているつもりでいた生きものでもこれだからなぁ… まあ、人間だって同じかな!?
樹液に来ていたミドリシジミ 倒木に来ていたヒメスズメバチの女王バチ
「そんなにびびらなくても…」
18日(月)は、臆病な子どもたちが多くて笑わせてくれました。
ハチモドキハナアブやオナガバチ、ミツバチの巣やまだ女王バチだけのホソアシナガバチの巣、何を見るにしてもひろき以外はみんな腰が引けている… 樹液に来ていたヒメ、モン、コガタのスズメバチたちだって、今のうちにもっと近くで見ておいた方がいいと思うんだけれどもな。 木の上の方の洞にいたコクワガタのオスは、ネット付きと継竿のみの二刀流でポロリとネットインしてくれましたね。
なんだかカラスがやかましく鳴いているなぁと思ったら、周回路にハシブトガラスの幼鳥がいて、親鳥が木の上で騒いでいました。まだ飛べない? 飛べなくなった? まあ、そのままにしておくしかありません。
この日は大サービスで笹藪探検も!? 残念ながらたか爺の丸秘スポットの木は、今年はあまりいい状態ではありませんでしたね…