ワンダースクール通信 945
初夏の森で虫さがし Part4 2008.7.4

 

 6月22日(日)の里山体験プログラム「田んぼの生きものウォッチング」は雨天中止…
 23日(月)もなんだかあやしい空模様だったので、虫さがしは中止にして、たか爺ンちでキーホルダー作りです。ゆうとたろうは初めてですよね。
 まずは、ワンダースクールオリジナルの定番3点セット。左上のミニクワガタ、簡単テントウ、香りのエンピツです。そらはミニクワガタの目の付け所が違う!? これもかわいくていいですね。
 簡単テントウは、みんな左右の羽の色を変えていました。たか爺は両面テントウにして、裏表で金銀の色を変えてみましたよ。「定番」とは言っても、子どもたちはまだまだいろいろなパターンを思いついてくれちゃいますよねぇ〜。
「危ないものばっかり」
 これは、そら。定番のあとは自由に好きなものを作ってもらいました。そらは右上の「ナイフ」「ミノムシ」「ミサイル」「鉄砲」「オートバイ」。「ミノムシ」以外は確かに危ない!? たろうはミニクワガタを3つも作っていましたね。

 

 25日(水)は子供の森。
 きょうすけはオス、ゆうだいはメスのコクワガタを見つけました。木の上の方にいたカナブンは、たか爺が網でつついて飛ばしたら、羽音に弱いりょう兄が悲鳴をあげていましたねぇ…
 スズメバチたちに人気があるポイントには、オオ、ヒメ、コガタの女王バチに、オオスズメバチの働きバチも来ていました。小さいくせに、こいつは怖いんだよなぁ…
 雨水のたまった溝や池のトウキョウダルマガエルは、あきらしか捕まえられません…
 ゆうだいが見つけてくれたヒバカリちゃんは、泳いで逃げて岸へあがったところをたか爺が確保です。めずらしく落ち着きのないやつで、「手乗りヘビ」はやらせてもらえません。もう少し子どもたちと遊んでくれればよかったのにね。あきらは最後に、くさ〜いフンをひっかけられていましたねぇ…

 

 26日(木)はピクニックの森。
 雨は上がったものの梅雨寒で虫はどうかなと思っていたら、けっこういろいろ見れましたね。左上の樹液に来ていたオオスズメバチの女王バチは、広角でもかなり寄れるほどお腹がすいていたようです!?
 右上のニホンミツバチは、池でおぼれかけていたものをゆうたが救出。ヤブガラシの花に来たヒメスズメバチの女王バチは、サービスが悪くて写真を撮らせてくれませんでした…

 

 羽化したばかりのコシアキトンボは、よしのりが見つけてくれました。こんなに小さなヤゴからトンボになるんだから、なんとも不思議ですよね。
 ヤマトコマチグモの巣もかなり増えていました。1つだけ開かせてもらったけれども、お母さんは逃亡!? 卵塊だけ観察させてもらいました。
「石?」
「おいおいおい…」
 ひろきにはヒメタニシが石にしか見えないのかぁ…
「地球の鉱物見つけた」
「アクアマリンみたい」
 やはりヒメタニシですが、これはわかりますよね。地の色はきれいです。それにしても、タニシがアクアマリンの原石に見えるとは、よっぽど石が好きなんだね。

 

「踏むなよ」
「カタツムリコレクター!」
 周回路のアスファルトの上はヒダリマキマイマイだらけで、ひろきはせっせと採集です。いったい何匹、持ち帰ったのかな?
「謎のカタツムリ!」
 やはりひろきが見つけてくれたオカモノアラガイは、今まであまり見かけませんでした。1本の木にだけ何匹もいましたね。
 ゆうたは、ニホンアカガエルの子ガエルをお持ち帰りです。

 28日(土)は里山体験プログラム「ホタル狩りとザリガニ釣り」で寄居です。これは7月5日分といっしょに次号にて。
 29日(日)には、18日にきょうすけが見つけてくれた繭から、クワゴが無事羽化しました。小さくてかわいいガですよね。