ワンダースクール通信 968
草はらジャングル探検隊 in彩湖 2008.10.24
「まっしろばたけだ!」のオギの原。セイタカアワダチソウもよく見てみるとかわいい花ですよ。
「白と黄色じゃん」(なつ)
「まっしろばたけだ!」(ゆう)
10月5日(日)と18日(土)のサタデースクール、9日(木)・15日(水)・20日(月)・21日(火)のワンダーキッズは彩湖。浄化施設の原っぱで「草はらジャングル探検隊」です。「草はら」というよりもオギのジャングルですが、施設管理用か延焼防止用か幅広く草が刈られている部分があって、原っぱの中へ入って遊ぶことができます。
「ふわふわ」(たろう)
「きもちいい」(MASATO)
オギの穂の感触は本当に気持いいですよね。
「黄色」のセイタカアワダチソウは、土手や原っぱの外側中心。繁殖力が強くて嫌われ者の外来種ですが、すっかり日本の秋景色にとけこんでいる感じです。元々観賞用に栽培されていたキク科の植物なので、よく見てみるとかわいい花ですよ。
「魔法の草の実」ガガイモ 2008.10.5 2008.10.18 2008.10.21
「この葉っぱを探してみて」
この時期の浄化施設の原っぱでは、やはり「魔法の草の実」ガガイモが主役!? 残念ながら今年は少なめでしたが、目がいい子どもたちはけっこう見つけていましたね。
実の両側の蔓を長めに採って、まずはネックレス。そのまま持ち帰って風通しのいい場所に掛けておいたり、置いておいたりして飾っておくと、ある日突然「魔法」が起こります。
実が割れて、ケサランパサランが次々に舞う姿を見ることができた方には、きっと幸運が訪れることでしょう。でも、ケサランパサランが家にいることは、他人には秘密にしておかないといけないらしいですよ!?
「カレー!」
「マツボックリ」
何のことかと思ったら、たーしは実を開いちゃったわけね… まあ、そう見えなくもないし、せっかくだから写真も撮らせてもらいましたけどね。
ガガイモの種飛ばしで大騒ぎ。ジュウジナガカメムシがびっしりついた実はどうなるのかな?
「○ん○ん」
つくるはなぁ… でも確かに、ガマの穂よりは似てるかな!?
そういえば何年か前、ガマの穂で遊んでいる子どもの写真を見た方から、「わいせつだ」なんだかんだというメールをもらったことがありましたね… 遊んでいた子のお母さんは写真も買ってくれていて、本人の親ではありません。たかが子どもの見たて遊びも許せない人がいることに、たか爺はもうびっくり。本当に世知がない世の中になったものです。そんなこと思い出していたら、今回は写真を撮り忘れてしまって残念です…
18日以降はすでに開いた実も見つかるようになって、種飛ばしで大騒ぎの子どもたちもいました。世知がない世の中に幸運の種を惜しげなく蒔く子どもたちです!? まあ、子どもたちは親にとってだけではなく、世の中にとっても本来はみんなケサランパサランですからねぇ〜。ジュウジナガカメムシがびっしりついた実も見つかりましたが、こうなるともうケサランパサランには会えないのかな?
考えてみればオギやセイタカアワダチソウ、カガイモやガマも「空とぶ魔法のフシギダネ」。ケサランパサランはやはり、草の種の冠毛が集まったものなのかもしれませんね!?
あきらが見つけてくれたオオヨシキリの巣 2008.10.15 ツルマメ(左は種入り・右は種を飛ばしたあと) 2008.10.18
オギのジャングルの中では、カンタンが鳴いています。まさとはメスを捕まえてくれました。あとはオンブバッタ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、エンマコオロギ、コカマキリなど。アスが見つけたトビイロスズメの幼虫はなかなかの質感でしたね。モグラの死体もちょっと観察。
ゆうたが捕まえたアキアカネは卵つき。ひろきはトノサマバッタを捕まえていました。
あきらは鳥の巣を発見! オオヨシキリのものだと思います。たか爺のおみやげですね… オギのジャングルの中へ通じる道も見つけてくれて、みんなを「探検」させてくれていました。もしかすると誰かのお家だったのかもよ!?
「枝豆!」
「インゲンだ!」
ツルマメやヤブツルアズキだって、実は「魔法の草の実」です。鞘をねじって自分で種を飛ばすんだからねぇ〜。ツルマメは大豆の原種、ヤブツルアズキは小豆の原種と言われているので、人間が食べる野菜としても改良されて役に立っているわけです。
湖畔のオナモミの群生地では「収穫だぁ〜」 イガオナモミが優勢でオオオナモミが交ざる感じ
浄化施設の原っぱからはミニ彩湖経由で彩湖の湖畔へ。オナモミの群生地では「収穫だぁ〜」。触ると「痛ぇ〜!」イガオナモミが優勢ですが、オオオナモミも交ざっています。アスは「オナモミ合戦」をやりたがっていましたが、イガオナモミじゃ痛くてなぁ…
9日からは彩湖へ向かって「オナモミ投げ大会」ですね。よしのりやひであきがよく飛んでいましたが、ひろきはひたすら「しょぼ記録更新」!?
「エビがいた」
これは、ゆう。水の中をのぞきこんで見つけていました。たろうは久々の「ドボン」です。風邪を引いていなければいいけどね…
ひろの作品とコセンダングサのワッペン 2008.10.18
くっつきむしの草の実は、コセンダングサも開きはじめていてワッペンにしました。アレチヌスビトハギはくっつくとちょっと厄介者です…
るかが見つけたコガタスズメバチの巣の残骸 2008.10.5 ひろの「秋箱」も完成!? 2008.10.18
駐車場への帰り道ではどんぐり拾いです。バーベキュー広場に植えられた小さな木はけっこうどんぐりをつけていて、クヌギ、コナラ、アラカシ、マテバシイなど種類も揃っています。コナラにはヒロヘリアオイラガが大量発生していたので、土日には刺された人もいるかもしれませんけれどもねぇ…
なかでも深くて厚い殻斗(帽子ですね)をつけるマテバシイの木は、たか爺のお気に入り。たか爺オリジナルの「マテバシイガエル」が簡単に作れるし、2個つながったものはフクロウやトンボの目玉にしたりと、なにかと重宝しています。この木の下で、るかはコガタスズメバチの巣の残骸を見つけていました。昨年のものかな?
ひろの「秋箱」も完成!? これはいいですよね。たか爺の知り合いで毎月大人の観察会を開いているお姉さまは、拾い集めたもので参加者に「お弁当」や「吹きよせ」を作ってもらうようですが、アートな大人の女性の発想です。保存できるものはよく乾かしてから透明なケースや空きびんに入れなおして、飾っておくのもいいですよ。
2008.10.9 2008.10.21
ワンダーキッズは今年ももう、夕陽が沈むのを見てから帰る季節となりました。年をとると1年があっという間だなぁ…