ワンダースクール通信 975
「田んぼ生きもの公園」予定地 2008.12.11

 
「田んぼ生きもの公園」予定地と公園にも用水路にも群生しているジュズダマ

 11月13日(木)は寄居です。
 19日の放課後に地元の小学校でキーホルダー作りがあったので、たか爺のハチの師匠sundogさんのそのまた師匠の南部先生が切ってくれるハート型の木を仕入れに、里山ギャラリー・ノアへ行ってきました。ハチの研究者なのに、素晴らしい組木細工も作ってしまう方なんですよね。
 来年度から田んぼづくりや子どもたちの生きもの体験の場として整備していく予定の「田んぼ生きもの公園」も見ておきたかったし、24日の「里山の収穫祭」ではジュズダマのネックレス作りの講師役なので下見の必要もありました。そろそろ来年度の里山での活動の打ち合わせも始めないといけません。
 左上の画像の右側、奥に見えるガードレールまで長方形に掘られた場所が、来年度から少しずつお米作りを始める予定の田んぼで、手前に見えているコンクリートの板は用水路の橋です。この画像ではよくわかりませんが、田んぼの左側は関越の側道近くまで広がっていて、すでに7つの池が掘られています。さらにガードレールのそのまた奥に、畑と果樹園も作る予定です。
 ワンダースクールとしては、来年度はキッズ&ファミリー会員対象にお弁当持参の「サタデースクール・里山コース」のような感じで月1回スケジュールを組み、午前中は田んぼ生きもの公園や竹林での作業、午後はお遊びタイムにしたいと思っているので、これからが楽しみですね。ノアとは道をはさんですぐ向い側なので、トイレの心配もないし、ドロだらけになってもシャワーが使えるわけです。
 春はザリガニ釣りや池・田んぼ・用水路の生きものたちと遊び、夏は頑張って田んぼの草とりをしてもらったあと、風布川まで足を伸ばして沢遊び、秋はトンボやバッタ採り、ネイチャー=アートで遊び、冬はたき火や秘密基地で遊ぶような感じかな。里山ボランティア+ワンダースクールの里山バージョン!?
 この4年間お世話になりっぱなしのむさしの里山研究会のスタッフの方たちの負担が大きくなってきているので、「里山体験プログラム」の方はイベントとして割り切り、むさしの里山ネットワークの「ねりま遊遊スクール」+αで年6回ぐらいに絞りこむ予定です。本当に年をとると1年はあっという間で、もう来年度のことを考えないといけないんですねぇ…

 11月19日(水)のキーホルダー作りには、80名の子どもたちが参加してくれました。1人1点で持ち時間15分のためミニクワガタははずして、かんたんテントウ・香りのえんぴつ・ハート型などの木・マテバシイのどんぐりの4種類から選んでもらいましたが、キーホルダーにした子48名、ペンダントにした子28名、ストラップにした子4名でした。
 13日に仕入れてきた木はやはりハートが一番人気で、サイズもいろいろ。今回は「絆」の文字を入れて、あとはそれぞれ好きに描いている女の子トリオもいました。ただの木の輪切りもそうですが、形になったものでも子どもたちの想像力はいろいろな方向へ向かっていくようです。
 次は星型、ツリー型の順でしたが、滴型はいまいちだったかな。どんぐりのお絵かきトトロの台にしようかと思って仕入れてきた角が丸い長方形も、なんと消しゴムの絵を描いてキーホルダーにしている子がいて、びっくりさせられました。子どもたちの発想は本当におもしろいですよね。
 今回はワンダースクール第2期生のワンダーっ子のお母さんが立役者で、現ワンダーっ子のお母さんたちと子どもたちまでお手伝いしてくれました。たか爺としては感謝というよりも、感無量です… 本当にうれしかったなぁ〜。ワンダースクールも来年度で10年目となります。最低でもあと1年は、なんとかしたいところですね!?