ワンダースクール通信 1207
どこかで春が 2011.4.8

 3月11日(金)は東日本大震災…。ワンダースクール通信1200にも書きましたが、当日のワンダーキッズは中止です。
 翌日、念のために公園管理事務所に電話して状況を確認したところ、特に問題はないとのこと。12日(土)のサタデースクールからガソリンがひと目盛を切った16日(水)までの5日間は、ワンダースクールは通常どおり開催しました。たか爺としては何の迷いもなくただ単に通常どおりだったわけですが、感謝までしてくれるお母さんたちもいてなんだか恐縮してしまいましたね…。
 被災地は本当にとんでもないことになってしまいましたが、とりあえずこっちは大騒ぎするような状況ではありません。余震はあくまでも余震なんだし、こんなときこそ子どもたちにはなるべく普段どおりの生活を送らせてあげるのが一番です。親が不安な表情ばかり見せてしまってはいけませんよね。
 そういえば、たか爺は『子どもと自然大事典』の「自然の中の危険」の項目も担当させてもらっています。
「(『自然観察ハンドブック』から危険の要因を)こうして引用してみると『自然のなかでの危険』として挙げられているものは、必ずしも自然の中に限らず、どこにいても出会う可能性のある危険であることがわかるだろう。(中略)都会では危険として予知されていない分だけ、リスクも高まるのかもしれない。」
 「地学的要因によるもの」には当然地震も水害も含まれていますが、まあ、万が一今度は関東地方で大地震が発生したとしても、ちょうどワンダースクールに行っているときで助かったぁ〜なんていう子のほうが、もしかすると多いかもしれませんよ!?

 
 

 いいお天気で歩くと暑いぐらいの12日(土)・13日(水)のサタデースクールは、今が旬のノカンゾウ摘み中心です。毎日どんどん出てきますからね。左の下段は、ワンダーキッズの子どもたちが以前摘んだノカンゾウ…。根ぎわから摘まれたあとも、もうこれだけ伸びたわけですね。
 13日には、ノカンゾウを摘んでいた場所の近くに転がっていた朽木から、コガタスズメバチの女王バチもお目覚めです。るかが見つけてくれました。でも、木屑に埋もれてなかなか出て来れない…。木屑をどかしてあげたら、なんとすぐに飛んでいきました。木屑におぼれてもがいているうちにウォーミングアップ済み!?

 
 
 

 「ごませんべい!」の匂いのゴマギの葉も開きはじめました。
「お散歩も楽しいね。」
 これはあきのりです。月曜は雨の日が多かったし、せっかくおいしい野草を摘んで帰っても食べさせてもらえないようなので(…)、14日は倒木渡りや木登り、秘密基地遊びなどお遊び中心。2人とも楽々とこなして、なかなか大したものでした。
 15日(火)は久しぶりに「たも網片手に池めぐり」がしたかったようです。でも、出発して間もなくお母さんから「屋内退避」の電話が入りました…。急遽行き先を変更してたか爺ンちです。せっかくはりきっていたのに、かわいそうでしたね。4月までおあずけです…。
 原発に関しては、まずは1日でも早く事態が収束することを願うしかありません。首都圏だって本当の「屋内退避」となる可能性も0ではないわけで、不安なのはみんな同じですが、発表される放射性物質の数値に一喜一憂したところでどうにもなりません。とりあえずは今後も情報にふりまわされることなく、冷静に行動したいものですね。
 16日(水)は、ノカンゾウがほどよく伸びてちょうど摘みごろ。それにしても、まだ摘むのかぁ…。あまりひとのことは言えませんが…。
 でも、この日までツクシはいまだに顔を見せず、気になるところです。土手ではノビル掘りが中心。けんじはラッキョサイズ狙いで成果をあげていましたね。